江戸時代、他国から来た人々は「来り人」と呼ばれ、村社会ではなかなか受け入れられませんでした。彼らは村外れの土地に家を建て、村人のために様々な仕事を引き受け、生活の糧を得ていました。中には、非人扱いを受ける者もいたようです。しかし、手に職を持つ来り人は、その技術で生活を立て、賤民扱いを免れていたようです。それでも、彼らは長く「筋」が違うということで、村人から区別され続けました。時代が変わり、明治維新後も、彼らの身分は中途半端なままであり、戸籍制度の整備によって、多くの来り人が戸籍上の所属に困ったという話が残っています。