豊臣秀吉は、退屈しのぎに「百座の茶ノ湯」という大規模な茶会を開催することを決める。その茶会に、堺の住人だという石川五右衛門が現れ、秀吉は五右衛門の茶の湯に対する作意に感銘を受け、彼を家臣に迎える。しかし、五右衛門は秀吉の衣裳の襟を縫うという奇行に出る。これは秀吉への挑戦か、それとも単なるいたずらなのか。五右衛門の行動は、秀吉とその側近たちを混乱に陥れる。やがて五右衛門は、秀吉の命を狙う刺客として、伏見城に忍び込む。一方、五右衛門の親友である曽呂利新左衛門は、秀吉の耳を嗅いで得た情報を使い、莫大な富を築き、その機知と才覚で周囲を笑わせる。二人の対照的な生き様は、世相を映し出す鏡のようである。