シナリオライターの北村克彦は、高利貸しの股野重郎を訪ねる。二月の寒い夜、股野の家へ向かう克彦は、股野の細君・あけみと密かに愛し合う仲になっていた。しかし、抜け目のない股野は、二人の関係を知っていた。ある夜、股野は克彦を呼び出し、あけみとの関係を断つよう要求する。克彦はそれを拒否し、激しい言い争いの末、股野を殺してしまう。克彦はあけみを巻き込み、巧妙なトリックを用いて、犯行の証拠を隠滅し、完璧なアリバイを作り出す。やがて、事件を担当した花田警部は、犯人を特定できず、捜査は迷宮入りしてしまう。果たして、克彦の犯行は永遠に暴かれることはあるのだろうか?