戦後、瀬戸内海の小さな町で、帰還兵3人が共同生活をしています。彼らは戦死した中隊長の遺児である少年「小隊長」を育てています。ある日、小隊長が町の娘「一枝」と自転車に乗って遠出をし、帰還兵たちは戸惑います。その後、隣に住む料理人の「鶴さん」が、妻との喧嘩を理由に彼らと共同生活をすることになります。やがて、サイパン島の悲報が届き、帰還兵たちはそれぞれ故郷を離れていきます。小隊長は鶴さんと暮らし、やがて病気になってしまいます。一枝や他の娘たちが看病をし、小隊長は回復しますが、鶴さんは姿を消してしまいます。大晦日、帰還兵たちは戻ってきますが、鶴さんからオトラ婆さんへ、小隊長を預けることを告げる電報が届きます。オトラ婆さんは鶴さんの元へ向かい、帰還兵たちも工場へと旅立ちます。新しい年の夜明けが近づき、馬車で旅をする彼らの前に、自転車に乗った一枝が現れるのです。