科学映画は、自然科学を対象とした映画で、「博物もの」と「理化もの」の二つに分けられます。「博物もの」は、動物や植物の生態を映し出すもので、顕微鏡撮影や微速度撮影などにより、普段見られない現象を見せてくれます。一方、「理化もの」は、数学、物理、化学といった学問分野を扱うもので、説明に線画が多く使われる傾向があります。しかし、線画ばかりでは映画全体が幼稚に見えてしまうため、できるだけ線画を減らし、実験室の雰囲気や、何だか怖そうな器械やむつかしそうな実験を見せるような方法も有効です。科学映画は、単に講義や読書の代用品ではなく、もっと広く重要な役割を担う可能性を秘めているのです。