貧しい人々のための無料産院建設を喜ぶ新聞記事に対し、宮本百合子は、それはプロレタリア婦人の怒りをかわすための資本家の策略に過ぎないと批判します。産院の収容人数はわずかで、真の助けにはならないと主張し、プロレタリアートが勝利したソビエト連邦の政府が労働婦人に与える手厚い支援と対比させながら、資本主義社会の温情主義的な搾取を糾弾します。また、ブルジョア婦人雑誌の「身の上相談」がプロレタリア婦人の真の苦痛を解決する役に立たないことを、具体的な相談例を挙げて示し、プロレタリアの婦人こそが、真に世の中をどう見て、どう暮らしてゆくかを教える「婦人戦旗」に相談すべきだと訴えます。