敗戦直後の混乱の中、尾道市図書館の館長である中井正一は、閉塞感漂う社会に希望を与えるため、青年たちを対象とした文化運動を始める。講演会や音楽会、そして絵画展を開催し、青年たちの心を揺さぶる活動を展開する。しかし、困難は多く、聴衆は少なく、資金も不足する。それでも、中井は諦めず、青年たちの心を熱くするようなイベントを企画し続ける。青年たちは、戦争で傷ついた心を癒やし、未来への希望を見つけ出すべく、熱心に中井の活動に参加していく。やがて、中井は青年たちのために、カント講座を開講する。戦争によって失われた価値観を取り戻し、新たな社会を築くための第一歩となる講座は、大きな反響を呼ぶ。