大学を出たての会社員、神谷芳雄は、京橋の裏通りのカフェ「アフロディテ」に通い詰める。そこには、神谷の心を惹きつける美しいウエートレス、弘子がいた。しかし、ある冬の夜、カフェに現れた一人の男、恩田が神谷と弘子の運命を狂わせていく。その男は、人間とは思えない、獣のような魅力と恐ろしい力を持つ、正体不明の怪物だった。恩田は弘子に異常な執着を見せ、神谷は、弘子を救おうと恩田の後を追い、郊外の怪しげな屋敷へとたどり着く。その屋敷には、恩田の父親と、檻に入れられた一匹の豹がいた。神谷は、弘子が恩田によって監禁されていることを確信し、屋敷に忍び込む。しかし、それは恩田の巧みな罠であった。神谷は、恩田の父親によって、豹の檻に閉じ込められてしまう。そして、その檻の中で、衝撃的な光景を目撃する。恩田は豹の檻を開け、弘子を豹の目の前に放り投げる。さらに、恩田自身も豹に襲いかかり、人間の姿をした怪物と、本物の野獣が、壮絶な死闘を繰り広げる。神谷は、二人の死闘を見届けることになる。