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ランダムピックアップ ― 神道に現れた民族論理(折口信夫)
「神道に現れた民族論理」は、神道の根本にある日本人独自の物の考え方を探求した折口信夫による論考です。著者は、現代の神道研究が、良い面ばかりを取り上げて、古代生活の根本的な基調を見落としていると指摘し、日本民族の思考の法則、特に呪詞に注目することで、神道の真の姿を明らかにしようとしています。神道研究の出発点は、古来より使われてきた神道関係の言葉、つまり呪詞を徹底的に研究することにあると主張し、神道の根幹をなす「みこともち」の思想から、天皇、氏族、祭祀、そして言葉の力、さらには魂の概念へと議論は展開していきます。
著者は、呪詞を通して、日本人の思考の法則が、時間、空間、そして生死までも超越する、独特の力を持っていることを示唆し、その思考様式が、現代の日本文化や思想にまで影響を与えていることを明らかにしようとしています。