時代は江戸の末期、黒船来航の衝撃が日本を揺るがす中、攘夷の志士たちは暗躍していました。剣術道場の師範である大泉伴左衞門は、楠家相傳の軍学を教え、世の中では「正雪の二代目」と呼ばれるほど、熱烈な攘夷論者として知られています。しかし、その裏では、密かに異人館を焼き討ちする計画を立て、資金調達に奔走していました。伴左衞門は、町人ながらも強い正義感を持つ薪屋の若者、下總屋義平から多額の軍用金を引き出すことに成功しますが、その一方で、攘夷を掲げる謎の浪士、山杉甚作が突如現れ、伴左衞門の計画を狂わせようとします。果たして伴左衞門は、志半ばで計画を頓挫してしまうのか、それとも…。