江戸の街を歩く男は、ある男につけられていることに気づきます。男は、かつて愛した女「おつや」を奪った男「金次」を殺すため、江戸へやってきました。男は金次への復讐を決意し、上野の山にある大宗寺の墓地へと向かいます。そこでおいねという娘の墓を見つけた男は、おつやとの過去を思い出し、線香と花を供えます。男の後をつけた男は、ついに姿を現し、男が金次を殺しに来たことを告げます。しかし、男は違います。彼は、おつやの母親と出会い、男の正体が、おつやと夫婦の約束をしていた越後屋の手代であると知ります。男はおつやの母親から、おつやが男を愛していたことを聞き、深い悲しみと、逃れられない運命を感じます。