明時代の古染付は、その時代の文化を反映しており、南画と共通する力強い表現方法を持ちます。力強く写実的な絵付と模様は、時代背景や制作過程を深く反映しており、鑑賞者を魅了する魅力的な世界観を呈しています。特に、素描形式を発展させたものは、古染付の性格を最もよく表しており、線表現の独特な方向や速度、肥痩の加減が、智力的高度と安易な作家心理を表現している点も見逃せません。絵付と模様の多様性は、唐草や丸紋などの織物模様や福、禄、寿などの文字の応用など、当時の文化や生活を色濃く反映しており、青華一色のシンプルながらも奥深い表現には、多彩な色彩を凌駕する魅力があります。しかし、時代が下ると、陶画への趣味に堕し、本来のねらいから逸脱してしまう作品も現れる点は留意が必要です。