ある部落で、猟犬ジョンの死を巡って、禿頭の消防小頭・清次郎と、猟師の平三の確執が深まります。平三は、ジョンの死の原因を、清次郎による硫酸による頭部の焼却と、その後黄燐入りの肉片による殺害だと確信し、復讐を誓います。一方、部落では、不思議な力を持つ竹駒稲荷の祠が賑わいをみせ、祠守りの女は、病に苦しむ人々に、神のお告げと称して医薬を施します。やがて、平三は、竹駒稲荷の力を信じないまま、祠を破壊しようとしますが、その直後に病気にかかり、亡くなってしまいます。そして、竹駒稲荷の力によって、病人が救われたという噂は、次第に広がっていくのです。