東洋文化史における仏教の地位とは、インド文化が東洋に及ぼした影響、特に仏教が日本文化に与えた多大な影響について考察するものです。著者は、インドの理想主義、独自の解釈、そして精神的な強靭さを例証することで、インド文化がどのようにして東洋全体に広がっていったのかを明らかにします。さらに、仏教の経典である「一切経」がどのように日本に伝来し、出版に至ったのか、その歴史的な経緯を紐解きながら、日本の文化、言語、風習、そして芸術に仏教が深く根ざしていることを示します。また、中央アジアにおける発掘によって、日本に伝わる仏教関連の貴重な遺物が、インド文化との深い繋がりを持つことを証明し、日本の文化史におけるインドの影響の重要性を力強く主張しています。