老婆は、亡くなった夫の四十九日が過ぎた後、孫娘の家に住むよう勧められます。しかし、老婆は一人暮らしを続けたいと、孫娘の申し出をやんわりと断ります。ある夜、老婆は墓参から帰ると、仏壇に供えられた黍の餅を見つけます。誰が置いていったのか分からず、老婆は翌朝に食べることにします。その夜、老婆は表戸を叩く音に驚いて戸を開けると、そこには青い鬼と赤い鬼が立っていました。鬼たちは、地獄にいる夫が、因業であったために閻魔王から罰を受けていると告げ、夫を救うためには五十両が必要だと老婆に要求します。老婆は、金を持ち帰るまで待つよう鬼たちに頼み、孫婿の家に駆け込みます。