加賀を離れ、土佐で郡奉行になった平兵衛は、かつての妻を呼び寄せることを忘れて、土佐の女と再婚し、息子をもうけていました。しかし、加賀に残された妻は、平兵衛からの音信がないまま、夫の消息を探り、衝撃的な事実を知ります。その後、妻は自ら命を絶ちます。それから数年後、平兵衛の息子・平三郎は、不思議な出来事に遭遇します。屋敷で謎の女に襲われ、刀で斬りつけたものの、女の姿は消え、刀に残るのは血ではなく青いどろどろとした汁でした。そして、大雨による川の氾濫の最中に、平三郎は父と共に、川に浮かぶ女の死体を目撃します。その女は、平三郎が以前遭遇した女とそっくりでした。