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ランダムピックアップ ― 夜の喜び(小川未明)
夜を讃美し、夜を恐れる。それは、青白い月夜、闇夜、そして死の訪れを告げるような静寂の夜。物語は、病気の女、お繁の容態が日に日に悪化する様子から始まります。作者は、お繁の家から見える灯火を眺め、その灯火が夜の中に起きるであろう何かの予兆のように感じ、胸騒ぎを覚えます。
夜が深まると、死の恐怖と、それに伴う不安が押し寄せてきます。作者は、死の淵を彷徨うお繁の姿に、静寂の中で響く烏の鳴き声に、夜の闇に潜む恐怖を感じ、一方で、その恐怖を喜びに変えようとするロマンチックな衝動に駆られます。