敗戦後の日本が、再び独立国家として世界に立つためには、自由主義ではなく、より能率の高い「統制主義」を国家の指導原理とするべきだと主張する石原莞爾の遺書。世界情勢を分析し、自由主義の限界と統制主義の必要性を説きながら、日本が進むべき道、そして理想とする国家像を具体的に示します。著者は、戦前の「東亞連盟運動」の経験を踏まえ、単なる軍事的な強大化ではなく、東アジア諸民族の平等な平和共存を目標とする、独自の統制主義国家の建設を訴えます。従来の家族制度や経済体制の改革、さらには国民生活の変革まで、具体案を交えて提示し、読者に強いインパクトを与える一冊です。