戦後、日本の社会には、表面的にはファシズムが消滅したように思える一方で、実際にはその思想が根強く残っていることが、多くの出来事を通して明らかになってきます。かつて侵略戦争やテロ活動に関わっていた人々が、社会に溶け込み、新たな活動を始めています。著者は、この現実を目の当たりにして、民主主義を守るためには、単なる言葉だけの決意では不十分で、具体的な行動が必要であると訴えています。特に、当時の社会に根強く残っていた天皇制や皇族の存在、そしてファシズム思想が恋愛や結婚にも影響を与えていることを、様々な事例を挙げながら鋭く分析しています。