つね子さんは、庭で「兎来いの唄」を歌いながら遊んでいました。すると、一匹の子兎が「今日は、今日は」とやってきました。子兎は、つね子さんの歌を聞いてお月さまの国からやってきたと語り、つね子さんは子兎に赤い草履と赤い簪をプレゼントします。子兎は喜んで、新しい草履と簪を身につけ、つね子さんと一緒に庭を歌いながら歩き回ります。やがて日は暮れ、東の空には夕月が昇り始めます。子兎は、お月さまの国にいる友達がつね子さんに感謝の歌を歌っていることを教えてくれます。つね子さんは耳を澄ますと、遠くからお月さまの国の子兎たちの歌声が聞こえてきました。