江戸の町では、若者たちの間で流行している「息子番附」なるものが話題です。それは、美男を競い、町娘たちの心を奪い合う、いわば人気ランキングのようなものです。その番附で、東の大関に名を連ねた佐久間町の酒屋の息子、清次郎が、ある晩、謎の死を遂げます。銭形平次は、この不可解な事件の真相を探るべく、奔走することになります。美しい米屋の孫娘、お芳、そして、清次郎と関係を持ったという遊女、文字花、そして水茶屋のお幾。平次は、それぞれの証言を聞きながら、事件の真相に迫っていきます。果たして、清次郎を死に至らしめたのは、誰なのでしょうか? そして、その動機とは? 謎めいた事件の真相は、あなたもきっと知りたくなるはずです。