銀座の酒場「正宗ホール」に集う、個性豊かな男たち。彼らは戦争論者である男爵加藤をはじめ、彫刻家の中倉、新聞社の記者など、さまざまな立場の人々です。いつもは酒を酌み交わし、世相を語り合う彼らですが、戦争が終わってから、男爵加藤はやる気をなくし、ただ酒ばかり飲んで過ごしています。ある夜、男爵加藤は彫刻家の中倉に、自分の肖像を彫ってほしいと頼みます。しかし、男爵加藤は自分が何者なのか、何をしたいのか、迷っているようです。彼は「号外」という題で彫ってほしいと主張しますが、中倉はそれをなかなか受け入れようとしません。果たして、男爵加藤は自分の像にふさわしい題を見つけられるのでしょうか?