正月と小正月、一年を二つの大きな節目に分ける風習は、古くから日本各地で行われてきました。そして、その二つの節目には、それぞれに重要な儀式が存在しました。小正月は、若木若餅のように、若々しい生命力を感じさせる行事が多いのが特徴です。正月と小正月では、家々に神様を迎えるための棚を飾り、その棚に供え物を捧げるという共通点があります。しかし、その神様の正体は、実は曖昧で、人々の想像の中に様々な姿形で存在していました。古くは、家の元祖の神霊が、無数の精霊を従えて、新たな生命力を運んでくると考えられていたようです。そして、その神様を迎えるために、人々は様々な準備をし、特別な儀式を行っていたのです。