十七歳の青年は、寄宿舎生活の中で、上級生たちの影響を受けながら、少しずつ大人になっていく。そんな中、彼は、上級生・魚住との奇妙な関係や、転校してきた同級生・三枝との特別な友情を経験する。やがて、三枝との関係は友情の枠を超え、青年は複雑な感情を抱くようになる。やがて夏休みが訪れ、青年は三枝と共に旅行に出かける。しかし、旅の途中で出会った少女との出会いが、青年をさらに揺さぶる。旅の終わり、青年は三枝との別れを経験し、その後、三枝の訃報に接する。やがて青年自身も病に倒れ、療養生活を送る。そこでは、かつての三枝の姿を重ねるような少年と出会う。青年は、少年との出会いをきっかけに、過去を振り返り、自身の心の奥底に隠された感情と向き合っていく。