広大な河北大平野には、塵埃に覆われた村落が点在し、人々の暮らしは土中にもぐっているかのように静かで、しかし力強く息づいています。一方、華麗な宮殿群と広大な公園を持つ北京は、古き文化と伝統を重んじる一方で、近代的な機能性に欠け、静寂と退廃の影が漂います。そして、ドイツの影響を強く受けた青島は、近代的な都市計画と美しい海に恵まれ、若々しい活気に満ち溢れています。しかし、その活気は、まだ発展途上の、未熟なものでもあります。それぞれの都市が持つ個性は、中国という国の複雑な様相を映し出し、現代の中国を理解する鍵となっています。