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ランダムピックアップ ― モスクワ日記から(宮本百合子)
1930年のモスクワ。街は建設ラッシュで活気に満ち溢れ、至るところに新しい建物が建ち並んでいます。街を歩けば、そこかしこに乳母車を押す母親の姿を見かけます。ソ連では、子どもは社会全体で保護され、一人ひとりが安心して育つ権利を与えられています。産院はもちろん無料。妊娠中の母親には出産休暇や出産支度金、牛乳代が支給されるのです。「クララ・ツェトキンの名による産院」を訪れた著者は、清潔で最新式の設備に驚愕します。出産前の母親たちが、明るく穏やかな表情で過ごす様子は、まさに「新しい社会の母」の姿そのもの。ソ連の社会主義が、女性を解放し、未来を創造していることを、著者は実感するのです。