医学生吹矢隆二は、人体の中でも特に「腸《はらわた》」に強い興味を抱いていました。彼は、その興味を満たすため、熊本博士という刑務所病院の外科長から「生きている腸《はらわた》」を手に入れようと、執拗にねだり続けます。そしてついに、博士の協力を得て、手に入れたのです。吹矢は、手に入れた「生きている腸《はらわた》」を、部屋の中央に飾り、その動きを熱心に観察し続けます。彼は、この奇妙な人体の一部を「チコ」と名付け、まるでペットのように可愛がり始めます。吹矢は「チコ」を使って、様々な実験を重ね、その過程で、思いもよらない「チコ」の驚くべき反応を発見していくのです。