あらすじ
座長が姿を消し、金も途絶えた一座は、宿賃を滞納し、逃げ出す者が出る中、ついに全員で逃げることを決意します。しかし、内膜炎で倒れた波子をどうするかで意見が割れ、波子を連れて行くことになります。病人を背負い、雨の中を山道を進む一行は、飢えと寒さに苦しみ、ついには争いも起こします。疲労困憊の彼らは、廃屋のような小屋を見つけ、そこで休もうとしますが、容赦ない寒さは一行を襲います。眠りこむ者たちを必死に起こし続ける主人公は、時間とは何か、生きる意味とは何かと問いかけられます。そして、小屋の外から月明かりに照らされた水の流れを発見し、一行は救いの光を掴みます。
了