あらすじ
柳田国男は、会員に向けて、会報の発送を会費の受取書に代えることを提案しています。それは、会員が会費を支払った証として、会報を受け取ることです。会員は会報を預かり、まとめて送り返すことで、手数を減らすことができます。柳田国男は、この方法によって、退会する人が増える可能性もある一方で、新しい会員が増えることで、会の目的を達成できると考えています。
 私から特に諸君に願つて置きたいのは、世話人も皆忙しい片手間だから、出来る限り手数を掛けぬやうに、協力して載きたいことである。会報の発送を以て会費の受取書に代へるといふのは私の提案だが、是は次の会費の受領まで会報をこちらへ預つて置き、まとめて送りさへすればよいことである。それがもとになつて退会する人も少しは出来るが一方にどしどし新らしい会員を作るやうにすれば、却つて其方が会の目的に合すると思ふ。(東京 柳田)
『民間伝承』第二号、会員通信、昭和一〇年一〇月二〇日、民間伝承の会

底本:「柳田國男全集 第二十九巻」筑摩書房
   2002(平成14)年7月20日初版第1刷発行
底本の親本:「民間伝承 第二号」民間伝承の会
   1935(昭和10)年10月20日
初出:「民間伝承 第二号」民間伝承の会
   1935(昭和10)年10月20日
※表題は、作品の冒頭をとって、底本編集時に与えられたものです。
入力:きゅうり
校正:植松健伍
2022年1月28日作成
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