あらすじ
人生の岐路に立ち、迷いながらも決意を固める若者へ、詩人は力強い言葉をかけています。太陽の下、喧騒の中へ、そして運命を試す旅路へ。詩は、若者だけでなく、人生の岐路に立つすべての人々への励ましの歌のように響きます。様々な生き物がたとえに用いられ、詩人の深い思いが伝わってきます。
行くがいい 既に門出の時である 行け
太陽のもと 喧噪のさなかに 行け 風塵霜露の衢々に
行つて お前の運命を試みるべき時である 行け
片意地な兜蟲 か弱い仔雀 跛この驢馬 憐れなるわがうたの一卷

底本:「三好達治全集第一卷」筑摩書房
   1964(昭和39)年10月15日発行
入力:kompass
校正:大久保 知美
2018年3月26日作成
青空文庫作成ファイル:
このファイルは、インターネットの図書館、青空文庫(http://www.aozora.gr.jp/)で作られました。入力、校正、制作にあたったのは、ボランティアの皆さんです。