あらすじ
友人との別れを、静かに受け入れる「私」。手紙を読み返したり、レコードをかけたりしながら、過去を思い出し、友人との関係を深く見つめ直します。しかし、そこに悲しみや愕きはなく、不思議な充足感すら感じます。かつての友情の記憶が、時間を超えて「私」を包み込みます。さうしてやつと 君がこの世を去つたのだとこの頃私は納得した
もはや私は 悲しみもなく 愕きもなく(それが少しもの足りない)
君の手紙を讀みかへす ――昔のレコードをかけてみる
了
底本:「三好達治全集第一卷」筑摩書房
1964(昭和39)年10月15日発行
底本の親本:「定本三好達治全詩集」筑摩書房
1962(昭和37)年3月30日
初出:「文學界 三卷五號」
1936(昭和11)年5月
入力:kompass
校正:大久保 知美
2018年2月25日作成
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