あらすじ
「かいつぶり」は、旱魃の夏を舞台に、子供たちの歌と、ある生き物の姿を描いた詩です。子供たちの歌声に呼応するかのように、その生き物は水中に姿を消します。詩は、歌と生き物の関係、そして旱魃の厳しい夏を、短い言葉で鮮やかに描き出しています。
かいつぶり かいつぶり そうれ頭に火がついた
私たちの歌に應へて かいつぶりは水に沈む
それは旱魃の夏だつた ただそれだけのことだつた
かいつぶり かいつぶり かいつぶりのゐない日もあつた

底本:「三好達治全集第一卷」筑摩書房
   1964(昭和39)年10月15日発行
底本の親本:「定本三好達治全詩集」筑摩書房
   1962(昭和37)年3月30日
初出:「文學界 三卷五號」
   1936(昭和11)年5月
入力:kompass
校正:大久保 知美
2018年5月27日作成
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