あらすじ
ある日、詩人はかつての遊び場である公園を訪れます。そこには、かつての遊びの記憶が色濃く残り、詩人の心は、幼い頃の無邪気な日々へと引き戻されます。しかし、その記憶は同時に、詩人を苦しめる過去の出来事をも呼び覚ますのです。詩人は、失われた過去と向き合いながら、自らの心の奥底にあるものと対峙していくことになるでしょう。
風船玉の衝突
立て膝
  立て膝
スナアソビ
心よ!
幼き日を忘れよ!

煉瓦塀に春を発見した
福助人形の影法師
孤児の下駄が置き忘れてありました
公園の入口
ペンキのはげた立札

心よ!
詩人は着物のスソを
狂犬病にクヒチギられたが……!

底本:「新編中原中也全集 第二巻 詩」角川書店
   2001(平成13)年4月30日初版発行
※底本のテキストは、著者自筆稿によります。
※()付きの表題は、作品の冒頭をとって、底本編集時に与えられたものです。
入力:村松洋一
校正:館野浩美
2018年12月24日作成
青空文庫作成ファイル:
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