あらすじ
失われた恋を再び手にした喜びと、過去の思い出と未来への期待が織りなす複雑な感情。一度の別れを経て、新たな恋が始まった喜びは、過去と未来の記憶の奔流の中に飲み込まれていくようです。果たして、二度目の恋は、幸福をもたらすのでしょうか。
結果から結果を作る
飜訳の悲哀――
尊崇はたゞ
道中にありました

再び巡る道は
「過去」と「現在」との沈黙の対坐です

一度別れた恋人と
またあたらしく恋を始めたが
思ひ出と未来での思ひ出が
ヲリと享楽との乱舞となりました

一度といふことの
嬉しさよ

底本:「新編中原中也全集 第二巻 詩」角川書店
   2001(平成13)年4月30日初版発行
※底本のテキストは、著者自筆稿によります。
入力:村松洋一
校正:鳩
2017年10月25日作成
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