あらすじ
秋風が吹き荒れる中、ポプラの葉が舞い上がり、街を駆け巡ります。風はいたずらっぽく、四辻で迷いながら、通り過ぎる人々にそっと近づき、そして、またどこかへ消えていきます。静かに佇む街に、秋の足音が聞こえる、そんな情景が目に浮かぶ作品です。
カラカラカラ
風が吹く
ポプラのはっぱが吹かれてる
風は面白そうに走ってく
四辻に風は迷ってぐるぐるまわり
あの人をそよと尋ぬ((ママ))てためしし((ママ))て
ぷっと口吻け逃げてゆく
了

底本:「今野大力作品集」新日本出版社
   1995(平成7)年6月30日初版
初出:「文芸通報」
   1922(大正11)年11月号
入力:坂本真一
校正:雪森
2015年1月6日作成
青空文庫作成ファイル:
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