あらすじ
梅雨晴れの街を見下ろす、溝の水たまりに生きる魂がいます。その魂は、街を闊歩する人々の姿、彼らの身にまとう輝かしい物々を、日々眺めることに心を奪われています。しかし、その魂は、彼らの世界からはるか遠く、最下層の場所に身を置いているのです。この屈従的な魂は、不思議な力によって、見下ろすことのできないはずの彼らの世界を、すべて見渡しているのです。了
底本:「富永太郎詩集」現代詩文庫、思潮社
1975(昭和50)年7月10日初版第1刷
1984(昭和59)年10月1日第6刷
底本の親本:「定本富永太郎詩集」中央公論社
1971(昭和46)年1月
入力:村松洋一
校正:川山隆
2014年3月20日作成
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