あらすじ
「恥の歌」は、激しい言葉で紡がれた、自己嫌悪と深い絶望に満ちた詩です。
詩人は、自身の存在を「眼玉の蜻蛉」や「燃えたつ焜爐」などに例え、その醜さや虚しさを痛烈に表現します。
そして、読み手の心を揺さぶるような衝撃的な言葉で、作品は締めくくられます。
Honteオント ! honteオント !
眼玉の 蜻蛉とんぼ
わが身を さら
わが身を くら

Honteオント ! honteオント !
燃えたつ 焜爐こんろ
わが身を 焦がせ
わが身を 鎔かせ

Honteオント ! honteオント !
干割ひわれた 咽喉のんど
わが身を 涸らせ
わが身を 曝らせ

Honteオント ! honteオント !
 おまへは
    泥だ

底本:「富永太郎詩集」現代詩文庫、思潮社
   1975(昭和50)年7月10日初版第1刷
   1984(昭和59)年10月1日第6刷
初出:「山繭 第四号」
   1925(大正14)年3月
入力:村松洋一
校正:Juki
2013年10月6日作成
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