あらすじ
雲は、さまざまな姿を見せる空の芸術です。春の真綿雲、夏の入道雲、秋の澄み切った空、冬の雪雲と、お天道様は一年を通して、まるでキャンバスに絵を描くように、様々な雲を描き分けています。その移り変わる雲の姿は、私たちに季節の移ろいを感じさせ、時の流れを静かに教えてくれます。それは春の真綿雲
むくむく雲が湧いて来た
それは夏の入道雲
さっさと雲が掃いたよう
それは秋空 よい天気
どんより灰色 いやな雲
それは雪雲 冬の空
まあるい空のカンヴァスに
いろんな雲を描き分ける
お天道さんはえらい方
了
底本:「竹内浩三全作品集 日本が見えない 全1巻」藤原書店
2001(平成13)年11月30日初版第1刷発行
2002(平成14)年8月30日初版第5刷発行
入力:坂本真一
校正:雪森
2014年7月19日作成
青空文庫作成ファイル:
このファイルは、インターネットの図書館、青空文庫(http://www.aozora.gr.jp/)で作られました。入力、校正、制作にあたったのは、ボランティアの皆さんです。