あらすじ
兵営に、季節外れの桜が咲いています。小さく、数も少ない桜は、寒そうに咲いている様に見えます。語り手は、そんな桜を見て、腹立たしさを感じます。一体、なぜ語り手は桜に腹を立てているのでしょうか。その理由を探るため、語り手の心の奥底に迫る物語です。桜が咲いた
ちっぽけな樹に
ちっぽけな花だ
しかも 五つか六つだ
さむそうにしながら
咲いているのだ
ばか桜だ
おれは はらがたった
了
底本:「竹内浩三全作品集 日本が見えない 全1巻」藤原書店
2001(平成13)年11月30日初版第1刷発行
2002(平成14)年8月30日初版第5刷発行
入力:坂本真一
校正:雪森
2014年11月14日作成
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