あらすじ
深い闇に閉ざされた孤独の中で、誰かの幻影が繰り返し現れます。それは、愛おしさと同時に、恐ろしいほどの執念を感じさせる存在。語り手は、その幻影に心を揺さぶられながらも、切ない思いを抱え、苦悩します。夢か現実か、境界線が曖昧になる中で、語り手は真実を求め、自身の内面と向き合っていくのです。
こは悪夢あくむ、あゝ神よ、
夢はふたたび見せざれな、
われには斯かる嫉み無し。
あて※(「藹」の「言」に代えて「月」、第3水準1-91-26)らふたきをみなごは
あまたの人に思はれよ。
かく思ひ、わかるゝ日、
笑みやはらかに、君が手を
握りつゝはいしけり。

底本:「沖縄文学全集 第1巻 詩」国書刊行会
   1991(平成3)年6月6日第1刷
入力:坂本真一
校正:フクポー
2018年5月27日作成
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