あらすじ
松山《まつやま》の女子部のほとりで、三年ぶりに恋人が訪れます。彼女は「何ぜ君は訪ひ給はざる」と問いかけます。しかし、彼女はすでに「人妻」なのです。彼女の言葉には、切ない思いと複雑な心境が隠されています。かつての恋人と、今の夫との間で揺れる彼女の心情は、読者の心を深く揺さぶるでしょう。
午後三時日は傾きぬ
松山まつやまの女子部のほとり
三年みとせぶり恋人ひぬ、
「何ぜ君は訪ひ給はざる」
かくうらむ彼女かれは「人妻」

底本:「沖縄文学全集 第1巻 詩」国書刊行会
   1991(平成3)年6月6日第1刷
底本の親本:「沖縄毎日新聞」
   1909(明治42)年5月4日
初出:「沖縄毎日新聞」
   1909(明治42)年5月4日
入力:坂本真一
校正:フクポー
2018年10月24日作成
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