あらすじ
夕暮れの薄明かりの中で、松や桜が輝き、波が打ち寄せる風景が目に浮かびます。そこに、切なくも温かい、ささやかな情感が漂う、そんな歌です。静かで、それでいて力強い言葉が、読者の心を深く揺さぶります。ほのかににほふたそがれに
遠見の松を光らしめ
遠見の櫻を光らしめ
浪は浪浪きみがかたへと。
了
底本:「萩原朔太郎全集 第三卷」筑摩書房
1977(昭和52)年5月30日初版第1刷発行
1986(昭和62)年12月10日補訂版第1刷発行
入力:kompass
校正:小林繁雄
2011年6月25日作成
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