あらすじ
夕暮れの街道を、人力車に揺られて急ぐ女の姿。真紅に染まる夕日は山の上、白い粉で化粧をした襟は寒そうに見えます。今宵、その女の身に幸あれかしと、作者は願いを込めて歌います。
俥にゆられつつ
夕ぐれ時の街道を
新町街道を急ぐ女よ
眞赤な夕日は山の上
白粉のゑりがさむしかろ
今宵
おん身の上に幸あれかし
(一九一三・一〇・二〇)

底本:「萩原朔太郎全集 第三卷」筑摩書房
   1977(昭和52)年5月30日初版第1刷発行
   1986(昭和62)年12月10日補訂版第1刷発行
入力:kompass
校正:小林繁雄
2011年6月25日作成
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