あらすじ
久保田万太郎氏は、筆者にとって唯一無二の存在です。筆者は、久保田氏との飲み会に誘われながらも、冬から続くブラブラ病のため、酒を飲めずにいます。しかし、久保田氏は、筆者のそんな状態にも寛容で、筆者の心の支えとなっています。筆者は、いつか健康を取り戻し、久保田氏と心置きなく酒を酌み交わしたいと願っています。兎角、田舎に住むと、文学を語る友の無い無縁孤独。この前僕が、ひどくぼんやりしてゐると、氏は、三十九ぢやもの――と元気づけてくれるやうにわらつて、あれは何時何処で、そしてその時はどんな風にわかれたものだつたか。
了
底本:「牧野信一全集第五巻」筑摩書房
2002(平成14)年7月20日初版第1刷
底本の親本:「文藝通信 第二巻第七号(七月号)」文藝春秋社
1934(昭和9)年7月1日発行
初出:「文藝通信 第二巻第七号(七月号)」文藝春秋社
1934(昭和9)年7月1日発行
入力:宮元淳一
校正:門田裕志
2011年8月15日作成
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