あらすじ
肥前より送られてきた刀の鍔が、大変素晴らしい品であると坂本龍馬は春猪に伝えています。江戸では古道具屋が欲しがっているほどだとか。大切にしてほしいと、龍馬は切に願っています。また、龍馬は外国製の塗料を手に入れ、近いうちに春猪に贈る予定とのこと。素晴らしい塗料で、ぜひ刀の鍔を美しく仕上げてほしいと、龍馬は期待を寄せています。
つば(鍔)肥前より送りくれ候ものにて、余程品よろしくと段々申もの御座候。江戸などにてハ古道具やなどほしがり申候なり。何卒御養子のこし(腰)ニ止り候よふ、希入候。
此頃、外国のおしろいと申もの御座候。
近々の内、さしあげ申候間、したゝか御ぬり被成たく存候。御まちなさるべく候。かしこ。
廿四日
龍馬
春猪御前

底本:「龍馬の手紙」宮地佐一郎、講談社学術文庫、講談社
   2003(平成15)年12月10日第1刷発行
   2008(平成20)年9月19日第7刷発行
※底本手紙写真のキャプションに、(高知県立歴史民俗資料館蔵)とあります。
※丸括弧付きの語句は、底本編集時に付け加えられたものです。
※直筆の手紙の折り返しに合わせた改行は、省いて入力しました。
入力:Yanajin33
校正:Hanren
2010年11月11日作成
青空文庫作成ファイル:
このファイルは、インターネットの図書館、青空文庫(http://www.aozora.gr.jp/)で作られました。入力、校正、制作にあたったのは、ボランティアの皆さんです。