あらすじ
坂本竜馬は、本山只一郎へ手紙を送り、先日申し上げた二つの件について、明朝までに決断を下すよう強く求めています。龍馬の周囲では、芸州士官たちが京へ急ぎ、出帆の日を待ち焦がれている様子が伺えます。龍馬は、本山に一刻も早く決断を下し、出帆の期日を決めるよう切望しているのです。
一筆啓上仕候。
然ニ先日御(じきに)申上置候二件の御決(議)、何卒明朝より夜にかけ拝承仕度。(はた)、芸州士官の者共も京師の急ニ心せき、出帆の日を相尋られ居申候。彼是の所御察被遣候。
※(二の字点、1-2-22)御決の上、出帆の期御命相願候。誠恐謹言。
九月廿七日
直柔
本山先生
左右

底本:「龍馬の手紙」宮地佐一郎、講談社学術文庫、講談社
   2003(平成15)年12月10日第1刷発行
   2008(平成20)年9月19日第7刷発行
※底本手紙写真のキャプションに、(京都 霊山歴史館蔵)とあります。
※丸括弧付きの語句は、底本編集時に付け加えられたものです。
※直筆の手紙の折り返しに合わせた改行は、省いて入力しました。
入力:Yanajin33
校正:Hanren
2010年10月9日作成
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