あらすじ
龍馬は、乙女への手紙の中で、世の中や人生について独自の考えをユーモアを交えながら語っています。飄々とした言葉の中に、深い洞察と人生に対する熱い思いが垣間見えます。龍馬の個性的な視点とユーモア溢れる表現は、きっとあなたを惹きつけるでしょう。 扨も/\、御ものがたりの笑しさハ、じつにはらおつかみたり。秋の日よりのたとへ、もつともおもしろし笑しと拝し申候。私事かの浮木の亀と申ハ何やらはなのさきにまいさがりて、日のかげお見る事ができぬげな。此頃、みよふな岩に行かなぐり上りしが、ふと四方を見渡たして思ふニ、扨
世の中と云ものハかきがら計である。人間と云ものハ世の中のかきがらの中ニすんでおるものであるわい、おかし/\。めで度かしこ。
龍馬
乙姉様 御本
猶おばあさん、おなんさん、おとしさんの御哥ありがたく拝し申候、かしこ
猶去年七千八百両でヒイ/\とこまりおりたれバ、薩州小松帯刀申人が出しくれ、神も仏もあるものニて御座候
先日中、私の手本つがふあしく一万○五百両というものハなけれバならぬと心おつかいしニ、不レ計も藤藤庄次郎と申人が出し出しくれ候。此人ハ同志の中でもおもしろき人ニて候。かしこ了
底本:「龍馬の手紙」宮地佐一郎、講談社学術文庫、講談社
2003(平成15)年12月10日第1刷発行
2008(平成20)年9月19日第7刷発行
※底本手紙の写真のキャプションに、(京都国立博物館蔵)とあります。
※丸括弧付きの語句は、底本編集時に付け加えられたものです。
※直筆の手紙の折り返しに合わせた改行は、省いて入力しました。
入力:Yanajin33
校正:Hanren
2010年8月26日作成
2011年6月17日修正
青空文庫作成ファイル:
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