あらすじ
坂本竜馬は、寺田屋のお登勢に手紙を送ります。手紙には、先日送った手紙の後に箱が一つ残っていること、そして、千屋寅之助が訪ねてきたことなどが記されています。竜馬は、寅之助との話の内容に触れ、お登勢に何かと世話になっていることを感謝しています。手紙の最後に、竜馬は「かしこ」と締めくくり、お登勢への気遣いが感じられます。
先日手紙さし出し候あとにて箱が一ツある。宿のをかみさんが、もし是は何ンでござりますゾへ、こゝにわすれた。
夫ハさておき今日(千屋寅之助)がきて心の(丈)をかきくどき彼一ツけん(件)を咄し聞候、今すこし御めいわくかけかねでこふとハおもわなだ(ん)に、御気の毒様にて候。かしこ。
十三日

寺田屋様
うめより
御直披

底本:「龍馬の手紙」宮地佐一郎、講談社学術文庫、講談社
   2003(平成15)年12月10日第1刷発行
   2008(平成20)年9月19日第7刷発行
※底本手紙の写真のキャプションに、(松村正太郎氏旧蔵)とあります。
※丸括弧付きの語句は、底本編集時に付け加えられたものです。
※直筆の手紙の折り返しに合わせた改行は、省いて入力しました。
入力:Yanajin33
校正:Hanren
2010年7月28日作成
2011年6月17日修正
青空文庫作成ファイル:
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