論弁も致し候得ども、早も殺候勢相見へ候故、無二是非一彼高杉より被レ送候ビストールを以て打払、一人を打たをし候。何レ近間ニ候得バ、さらにあだ射不レ仕候得ども、玉目少く候得バ、手ををいながら引取候者四人御座候。此時初三発致し候時、ビストールを持し手を切られ候得ども浅手ニて候。其ひをニ隣家の家をたゝき破り、うしろの町ニ出候て、薩の伏水屋鋪ニ引取申候。唯今ハ其手きず養生中ニて、参上とゝのハず何卒、御仁免奉レ願候。何レ近
拝顔万奉レ謝候。謹言々。二月六夕
龍
木圭先生 机下
論弁も致し候得ども、早も殺候勢相見へ候故、無二是非一彼高杉より被レ送候ビストールを以て打払、一人を打たをし候。何レ近間ニ候得バ、さらにあだ射不レ仕候得ども、玉目少く候得バ、手ををいながら引取候者四人御座候。
拝顔万奉レ謝候。謹言々。
底本:「龍馬の手紙」宮地佐一郎、講談社学術文庫、講談社
2003(平成15)年12月10日第1刷発行
2008(平成20)年9月19日第7刷発行
※底本手紙の写真のキャプションに、(宮内庁 木戸家文書)とあります。
※丸括弧付きの語句は、底本編集時に付け加えられたものです。
※直筆の手紙の折り返しに合わせた改行は、省いて入力しました。
入力:Yanajin33
校正:Hanren
2010年7月28日作成
2011年6月17日修正
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