あらすじ
夜空に輝く星を、小さな女の子は「澄ちゃん」にあげようとします。しかし、星は高すぎて届きません。そこで、女の子は自分が星まで行くことを決意します。澄ちゃんは、星に何をあげたいのでしょうか。優しい気持ちとあふれる愛情が、夜空を舞台に美しく描かれる、小川未明の代表作です。
澄(すみ)ちゃん、澄(すみ)ちゃん、なにあげよう。
あのお星(ほし)さま、とっておくれ。
あんまり高(たか)くて、とれません。
そんなら、あたいがとってみよう。

お星(ほし)さま、お星(ほし)さま、なにあげよう。
のどがかわいた、水(みず)おくれ。
あんまり遠(とお)くて、いかれません。
そんなら、わたしが下(お)りていこう。
了

底本:「定本小川未明童話全集 3」講談社
   1977(昭和52)年1月10日第1刷
   1981(昭和56)年1月6日第7刷
初出:「少年文庫」
   1906(明治39)年11月
※表題は底本では、「お星(ほし)さま」となっています。
入力:ぷろぼの青空工作員チーム入力班
校正:江村秀之
2013年11月5日作成
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