あらすじ
戦後まもない混乱期、新聞社で働く「僕」は、ある日、尊敬する会津先生から「東京で新聞をつくる」という大胆な計画を打ち明けられます。資金も人材も不足する中、先生は持ち前の熱意とカリスマ性で周囲を巻き込み、新聞創刊に向けて奔走します。しかし、そこに立ちはだかるのは、社会の闇と、先生自身の過去に潜む秘密……。新聞社を舞台に、戦後の混乱と再生、そして人間の業を描いた、痛烈な人間ドラマです。近ごろ東京で、先生が社長で、僕が編輯長の新聞が新潟に現れた由、口うるさい連中が騒いでゐます。本当にそんな新聞ができたら、恐らく一世をフウビするでせう。いづれ、そのうち本当にやらうではありませんか、呵々
了
底本:「坂口安吾全集 15」筑摩書房
1999(平成11)年10月20日初版第1刷発行
底本の親本:「月刊にいがた 第二巻第一三号」新潟日報社
1946(昭和21)年12月25日発行
初出:「月刊にいがた 第二巻第一三号」新潟日報社
1946(昭和21)年12月25日発行
入力:tatsuki
校正:noriko saito
2009年8月23日作成
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