あらすじ
美しい舞妓たちが、華やかな舞台に立つ準備をしています。着付けや化粧、そして髪飾り、それぞれの所作に真剣な表情が浮かびます。彼女たちの美しくも儚げな姿は、まるで花のように可憐で、見る人の心を惹きつけます。やがて舞台の幕が開き、舞妓たちの息を呑むような舞がはじまります。
「舞じたく」は、平常から何かの折に一度描いて見たいと思つて居ましたが、九月十日祇園新地の歌蝶さんを訪ね大嘉の舞妓を紹介して貰ひ、二度ばかり写生して大急ぎで取掛りましたが、四人の人物を描くので大分手間取り、半月ばかりは毎夜一時間しか寝ません。昼夜兼行で七日の午後四時に漸く描き上げました位ですから、自分では何ができたか夢中でした。(談)
(大正三年)

底本:「青眉抄その後」求龍堂
   1986(昭和61)年1月15日発行
初出:「東京日日新聞」
   1914(大正3)年10月24日
入力:鈴木厚司
校正:川山隆
2008年5月19日作成
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