あらすじ
「おかみさん」は、鳥のおかみさんが、ぼうしをかぶり、かごを下げて、何かの買い出しに出かける様子を描いた詩です。坊ちゃんが、おかみさんの目的地を次々と尋ね、おかみさんは優しく答えます。短い言葉の中に、どこか懐かしい風景と、温かい人々の交流が感じられます。とりのおかみさん。
ぼうしかぶつて
ぶら/\
かごさげて
なにをかひに
どこへゆきます。
坊ちやん。
坊ちやん。
ぼうしかぶつて
ぶら/\
かごさげて
むかふの市場へ
卵かひにゆきます。
自働車の卵かひにゆきます。
電車の卵かひにゆきます。
飛行機の卵かひにゆきます。
おはなしの卵かひにゆきます。
はい。さやうなら。
了
底本:「日本児童文学大系 第二六巻」ほるぷ出版
1978(昭和53)年11月30日初刷発行
底本の親本:「子供之友」婦人之友社
1924(大正13)年7月
初出:「子供之友」婦人之友社
1924(大正13)年7月
※〈〉付きの表題は、作品の冒頭をとって、底本編集時に与えられたものです。
入力:菅野朋子
校正:noriko saito
2011年1月6日作成
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