あらすじ
新築地劇団は、創立10周年を迎えたものの、苦難の道のりを歩んできています。しかし、単に生き延びているだけでなく、芸術的な目標を共有し、時には観客を驚かせるような成果も上げています。これは、過去の厳しい訓練と純粋な演劇への愛、そして恵まれた人材の組み合わせによるものかもしれません。新劇には発展の可能性があり、新築地劇団がこれからも豊かな実りを収穫できることを、私は心から願っています。将来、新劇の耕すべき畑はいろいろあるであらう。わが新築地の畑にも、豊饒なみのりがあるやうに、私は私の立場で切に祈るものである。
了
底本:「岸田國士全集24」岩波書店
1991(平成3)年3月8日発行
底本の親本:「月刊新築地劇団 第二十六号」
1939(昭和14)年1月1日発行
初出:「月刊新築地劇団 第二十六号」
1939(昭和14)年1月1日発行
入力:tatsuki
校正:門田裕志
2009年11月12日作成
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