(湯河原にて)
あらすじ
佐佐木君は剛才人、小島君は柔才人。どちらも優れた才能を持つ男です。佐佐木君は相手にケンツクを食わせるほどの迫力があり、小島君は巧みな話術で周囲を魅了します。二人は共に博識で、それぞれに個性的な才能を発揮しています。将来、年老いた二人が「どうも当節の青年は」などと語り合う姿を想像すると、少しだけ心が明るくなるのです。了
底本:「大川の水・追憶・本所両国 現代日本のエッセイ」講談社文芸文庫、講談社
1995(平成7)年1月10日第1刷発行
底本の親本:「芥川龍之介全集 第一〜九、一二巻」岩波書店
1977(昭和52)年7、9〜12月、1978(昭和53)年1〜4、7月発行
入力:向井樹里
校正:砂場清隆
2007年2月12日作成
青空文庫作成ファイル:
このファイルは、インターネットの図書館、青空文庫(http://www.aozora.gr.jp/)で作られました。入力、校正、制作にあたったのは、ボランティアの皆さんです。