「旦、御新造、やれまツ、自、害か、馬ツ、何といふ、いけませんか、療治は、助かりませんかな、やれ、もツ、こんな綺麗な首に、こ、こんな石榴のやうな痍ツ、(中略)仕様ン無いなア、死ぬなんて、まツ、えツ、も、どうしたら、よう、やい、ひよウ、いけないかなア、助からないかなア、ち、畜生だなツ、ほんとうにイツ」悔しいが我々には、ち、畜ツ、ちえツ、もツ、お、及ばなイツ。
口まね。 ハツ、ヘツ、ヘイ八郎の評でござるか、チツ残念だツ、まツ、ほんとにイツ、びツ、びツ、美妙斎とも云はれる人が、こ、こんなものを書くとは、アツ、もう、仕様ン無いなア。
○この時代、一般にまだ義太夫口調の趣味失せず。美妙のどったんばったん的措辞も幾分その余波にや
○雲中語に、紫琴という女流作家の名が見える。誰であろう。よい作品はなかったらしいが。
○鷸
掻、三人冗語、雲中語をとびとびによみ、明治文学史のよいのが一日も早く出ることを希う。